エピフォンは1873年に立ち上げられ、古くはGIBSONとライバルの関係として切磋琢磨していました。その後1950年代後期にギブソン社に買収され、1958年以降ギブソンのカラマズー工場にて1970年まで生産。当時のエピフォンはギブソン同様の品質で人気が高く、多くのミュージシャンに使われています。特に1964年製のテキサンはポール・マッカトニーがビートルズの時代より現在に至るまで愛用する銘器であることはあまりに有名な話です。"Yesterday"や"I'm Looking Through You"などの演奏でそのサウンドを聴くことが出来ます。本器はまさに1964年製の個体を実際に日本国内の製造工場に持ち込みプロファイリング、当時右利き/左利きモデル合わせて数十本のみ製造されたメイドインジャパンのエピフォン”テキサン”ナチュラルフィニッシュの1本。目幅の整った綺麗なスプルーストップ、端正な杢目を映やす淡いブラウンカラーに着色されたマホガニーサイド&バック、マホガニーネック、ハカランダ指板＆ブリッジ、アジャスタブルサドル、シングルパラレログラムMOPインレイ、ベッコウ柄セルピックガード、ツーリングロゼッタ、3連ホワイトノブペグ、ノンスキャロップドXブレイシング。指板、ブリッジはハカランダを使用。また当時の雰囲気を再現すべく、プラスチックブリッジ風に黒く着色、アジャスタブルブリッジパーツはギブソン社から供給されたパーツを使用するなど細部まで拘り抜かれた本モデル。ナット幅約41ミリ、17度ヘッド角、J45と差別化されテキサンの最大の特徴である647.7ｍｍスケール。ロングスケールがゆえのハイテンション、瞬発力の高いサウンドが特徴。明瞭な高音と重みのある中低音が魅力で、やや狭いナット幅の効果も相まり和音のまとまりよく、心地よい音抜けが癖になるサウンドです。ナローネックに近いナット幅、アジャスタブルブリッジならではのパーカッシブでパワフルな音色は60年代仕様だからこその独特な味わいです。サウンドホール周りのうっすら確認できるピッキングウェア、サイドボトムの小さい打痕、その他表面上の細かな擦り傷がある程度と20年の経年を思わせない大変美しい状態が保たれた本器。フレットやネック周りのコンディションも良好な状態を保っており、まだまだ現役で活躍できる1本です。ポールファン、ビートルズファン以外の方にもおススメの王道サウンド。もちろんポールファンの方もドンズバ仕様の右利きモデル、是非お早めにご検討ください。発売当時付属のグレーカラーのハードケースが付属します。

Condition:EX++
Top:Solid Spruce
Side:Solid Mahogany
Back:Solid Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Jacaranda
Machine Head:3per plate
Fingerboard Inlay:Mother-of-pearl single Parallelogram
Rosette:Black&White
Binding:Black&White
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:None
Nut width:41mm
Scale:647.7mm
Case:Hard Case