トランスペアレント系エフェクターの概念を拡張し、カバーできる範囲がLeqtique史上明らかに一番広いBeryl。
セッションなどにおいて一台あればあらゆる仕事をこなしてくれることはもちろん、元来トランスペアレント系エフェクターのボイシングの難しさであった、”独自のサウンドを備えているか?”という問いにも完全な回答があり、高解像度で凛としながらも、密度が濃く散漫にならないサウンドは、ローゲイン/ハイゲインどちらにおいてもカッティング、ソロイング双方で生きてきます。
Beryl は2016年にリリースされたRochechouartと同じトランスペアレント系となりますが、Rocheは特に中域にフォーカスしたオーバードライブであったことに対し、Berylはクリーンブースト、TSスタイルのOD、ミドルゲインのDSの3つを境目なく調和させたODとDSの究極のハイブリッドマシンとして完璧に完成されました。従来のようなクリーンブースター,プリアンプ,EQ〜オーバードライブのすべてがマルチに可能という枠組みの強力さをそのままにしながら、軽快なディストーションサウンドをアウトプットできるところまで拡張されています。
Control : (Left to Right) Volume, Low-Cut(mini), Treble-Cut, Gain
Operation Voltage : 7~18V, Current Consumption : Approx 6.1mA
Treble-Cut,Low-Cut,Gainを0にし、Volumeを可変することで完全なクリーンブースターをこなすところから始まり、ほんの少しGainを上げることでクリーンサウンドのまま相当可変域の広いVolumeを備えていることがわかります。また、Treble-Cut,Low-Cutに関してもLeqtiqueの他エフェクターと比較しても非常に広い可変域でありながらも、定数設定の妙でシンプルなLowPass/HighPassフィルターとは異なる操作感に拘って製作されています。
具体的な例としてはTreble-Cut,Low-Cutともに50%としてGainを40%までの間でお好みのポジションにすることで、Berylの持ち味である解像度の高く繊細、また恐るべき魅力を秘めた未知のLT1213の心臓部,Vintage Diode/Secret Green LEDのコンビネーションクリップ由来であるスムースな密度の濃いTSスタイルのサウンドをアウトプットします。特筆すべき、Gainコントロールは上述の特殊な回路設計により、50%付近より表情が変わりそれより先の領域ではディストーションサウンドのような豊かなサステインと、本来の持ち味である凛としながら、また同時に非常に艶のある倍音感を備えます。
Beryl (ベリル)はラテン語で緑柱石という宝石名で、気品があり、美しく若々しいという意味を持ちます。 北海道に拠点を移した後の1作目となる本作は小樽の北一硝子、そして神威岬の積丹ブルーと称される海の色に強いインスピレーションを受けて製作が開始されました。エメラルドグリーンのカラーを持ったエフェクターを作りたい、そんな純粋な想いからこのBeryl が誕生したとのこと。そんなイメージの通り透き通った美しいサウンドが見事に表現されているこのペダル。。。やっぱりShun Nokinaってすごいですよね、そんなことを改めて感じたペダルです。すごい。
製作者のペダルに込める想いであったり、それ故に成せるサウンドであったり、ハンドメイドエフェクターでありながら衝撃的な価格設定。。。ギターやエフェクターをこよなく愛する製作者がいるからこそ出来上がった、本当に素晴らしいペダルです!!
※画像はサンプルです。こちらはハンドメイドにて制作されていますので入荷時より塗装ムラ・チップ、擦り傷等がある場合があります。また、1台ずつ丁寧にハンドペイントが施されていますので、1台ごとにデザインが異なります。あなただけのオンリーワンをお楽しみ下さい。
※こちらの商品は店頭でも展示販売しております。当商品は特価品につき、本体及び付属品の傷、色やせや塗装ムラ、金属パーツのくすみ等につきましては保証の対象外となります。予め御了承下さいませ。